この響きがどうしてもたまらない。声に出して読んでみたくなるほどに素晴らしい言葉だと思っている。韻も必ずenで踏めているから聴き心地がいいのだろうか。さらにこの言葉の何がすごいってそこら辺で集めてきた言葉ではなく意味をなしていることだ。この三つの言葉がそれぞれ物理の世界で決して離れることなく手をつなぎ合って共存している。この三つの言葉が一つでも欠けてしまったら支点力点作用点の言葉の価値はぐんと下がってしまう。ホップステップジャンプみたいな三段構えでいるからこそ、支点力点作用点は言わせるものに抑揚感と響きの良さを提供している。
しかし、支点力点作用点を英訳してみたらどうだろうか。支点はfulcrum、力点はeffort、作用点はworking pointになる。どうしたことか全然韻が踏めていないじゃないか。こんな味気ない単語を覚えなければならない外国の人が気の毒に思えてくる。その点日本語は支えるための点、力が働く点、作用する点の三つをそれぞれ省略して、支点力点作用点になっている。これはすごい発明ではなかろうか。これさえあれば、この世のどんな事象も2文字の漢字で変換できてしまうではないか。そのせいで海の外では日本語にヒィヒィしている可哀想な外国人が急増することになるだろう。
なんかの力で日本語が共用語にならないかなとふと思っている。自分が英語が得意ではないと言うわけではなくて、日本語を共用語にした方がより便利だと思っている。この世の事象を2文字の漢字に変換できるのはもちろんのこと、文章にさまざまな表現を込めることができたりすることもできる。一つの写真だけで、100通りもの文章を作ることができるのは日本語だけだろう。せめて夢の世界でも日本語が共用語になる世界を見てみたい。というかもう日本から出たくない。いろんな国行ったけど日本以上にトイレが綺麗な国なんて存在しない。トイレが綺麗じゃない国なんて好きじゃない。トイレの設備がどこもかしこも整いまくっているこの国がいい。
なんとこの支点力点作用点の話はまだ続きます。これ以上何を語れと言うんだろうか。乞うご期待。