前回の寝違えによって大体五日間ほど精神的、肉体的苦痛を味わい続けた私は、とうとうネックサポーターを取り付けることに決めた。これでもう一生寝違えとはおさらばだなんて思っていたのだが、ネックサポーターをつけたことにより新たな障害が発生した。

 今までは特に首に何の違和感を持っていなかったため普通に眠れたのだが、ネックサポーターで首に何か特殊なものがついているという違和感を持ち始めて眠れなくなったのだ。それで結局ネックサポーターを取り外して寝てしまう。こんなでは無意味に銭を失うことになるかもしれないが、ネックサポーターを取り外した後は、明らかに首の姿勢が良くなっているし、首も長くなってきてるように感じる。

 さらに調べてみたところ、ネックサポーターはスマホやパソコンを使用している際も着用して首を楽にするという使い方があるのを知った。私はてっきり、ネックサポーターは寝る時着用するためだけのものだと勘違いしていたようだ。

 寝違えを2度と起こさないために購入したはずだが、思っていた以上に首への違和感に耐えきれず取り外して寝てしまう。そして朝起きて、こんなの買う意味なかったと後悔していたのだが、使い方的にはこれが正解だったらしい。別に起きてつけているうちは別に何事もなく過ごせるのだが、寝るとなると急激にこれが邪魔になってしまう。昼間にネックサポーターで首が改善したところで、夜、寝違えてしまったら、全てが水の泡になってしまう気がする。

 今の自分は、対策はしているのだが、首を寝違えてしまう原因(傾向)がわからずにいる。傾向がわからなかったら、どれだけ対策したところで意味がなくなってしまうので、対策をする前に、傾向が何なのかをはっきりしておいた方がいいだろう。どれだけ無意識なことで自分でも気づかないレベルの原因であっても、自分を注意深く見て思い出して、何が傾向かをはっきりさせるべきだ。