そういえば私は今まで特定の著名人が好きみたいなことをいってこなかったと思うので、今回自分の身に起こったことと交えて話していきたいと思っている。だいぶ長くなるかも知れない
ある日、私はたまにはVTuberでも見るかと思って調べてみたところ、大代真白と言う女の子に出会った。その時私が始めてみた彼女の動画は、イチジク浣腸をいれたままどこまでゲームを進められるかと言うものだった。私は見る前は若干冷笑気味で動画を開いた。そこから彼女がホラーゲームを進めていきその途中でデる危険性に怯えて悶えながら最後は菩薩を悟ったかのような顔で立ち尽くしていた。その一連の流れを見た時確か本当に泣き笑いをしていたと思う。どうして美少女が排便を我慢して喚き散らしてるだけでこんなに面白いんだろうと言う思いがあの動画にはあった。そして私はふと、「あれ、こんなにちゃんと長い動画を見たの初めてじゃないか?」と気づいた。元来、ニンテンドーダイレクト以外の現在進行形で流れる生配信や動画に耐えれなかった私が始めてここまで視聴できたのは、おそらく大代真白だけだったと思っている。
それ以外にも私は、同じイチジク浣腸をいれたまま何かをやっていくシリーズや料理企画、のりたまをのりとたまに分ける企画など、真白の代名詞といえる動画は一通り見てきた。なぜここまで真白の配信をこんなに見れたかというと、とにかくしゃべるテンポが凄まじかったからだと思う。私は特に興味を持てないと二倍速にしてしまう習慣があるが、真白は如何せん話す内容とスピード、声質、アドリブ力が全て私にとって最高に面白かった。メンバーが来た時や通例のノリにも全力で応えてくれるサービス精神も溢れていた(大代真白の通例のノリは正直言ってあまりにも下品なので気になる人は自分で調べてください)。
そんな真白が急病を患い、活動を休止することとなった。活動を休止しているうちに私の関心はだんだんと薄れていって、現在はホロライブにお世話になっている。時々あおぎり高校の動画をのぞいたりしていたが、一向に真白の姿は見当たらず、いつしか私にとって彼女は、本当に病気で不登校になった子になっていたと思う。同級生からほんとはあの子好きなんだろと囃し立てられてもそんなことねーしと言っときながら本当は気になってるみたいな空気感が自分の中で長く続いた。待てど暮らせどXの更新すらない真白に私の脳裏にうっすらと死亡説が浮かんでしまっていた。
そして2月10日、正式に大代真白の卒業が知らされた。久しぶりに真白の声を聞いた時、私は泣かなかった。それよりも生きててよかったと言う安堵感に包まれた。
私に本当にVTuber、ひいては配信者の素晴らしさを教えてくれたのはあなたでした。あなたを一番最初に見始めたわけではないけど、心の底から好きだと思えるVTuberはあなただけかも知れないです。今まで私が微かに抱いていた、異端さや清楚感を払拭して、もしかしたらすぐ近くにでもいるような生活感あふれるあなたが本当に好きでした。真白ちゃんを救う会にもっと早く入っておけばよかったなと今は本当に後悔しています。。僭越ながら、私は心からあなたに敬意を称したいと思います。
4年間お疲れ様でした。今はどうかご自愛ください。
あと十日間くらいは時間があるから、そのうちに改めて大代真白がたどった軌跡を歩いていくたびに出ます。
p.s. 探さないでください。