昨日のスーパーでとある女の子が迷子になっており、それを知らせるアナウンスが店内に響き渡った。そこで店員がそのアナウンス内で「⚪︎歳の女のお子様」と言っていたのがちょっと気になった。これが正しい表現だったらシンプルに自分の知識不足だが、それでも女のお子様という言葉があまりにも馴染みがなさすぎて今も鮮明に覚えてしまっている。

 女性のことを女というのはかなり女性のことを雑に扱っていると思う。しかし雑に扱ってると思えば急にお子様と言って丁寧で柔和な表現にしている。そのあまりにも両極端な二つの単語が合わさったのが非常に面白いと感じた。

 そもそも別に迷子の子の性別を示唆する必要があったのかとすら思う。名前さえ言えばその子の親はすぐ認知できるはずだ。お子様だけでも十分に伝わるはずなのにどうして性別までいったのだろう。そして女なんて言ってしまったのだろうと今も悩んでいる。

 アナウンスしていたのが女性だったからまだよかったが、男性がアナウンスで女と言ってしまったらどうなっていただろう。店内にいる100人中80人ほどがそれに強い違和感を感じて頭を悩ましているのだろう。いや、女性が言ってたとしても半数くらいは違和感を覚えていたと思う。昨日のスーパーでも約半数が何であんなこと言ったんだろうと思っているだろう。

 人がずっと国語を勉強した方がいいという理由がわかった気がするエピソードだった。